前回の投稿からかなり時間が空いてしまいました。
年末から年始にかけて、あるサービスの構築に専念しておりました!
そのサービスは、Sizeee (サイジー) というサイズから家具を検索できるサービスとなっています!
皆さんも家具を探す時に「この隙間にちょうど入る家具がないかなぁ~」や「この空いたスペースにおけるテーブルないかな?」と思ったことがあると思います。そんな時に役立つサービスとなっています。
Sizeee (サイジー) とはどんなサービスか?
百聞は一見に如かず、まずは Sizeee にアクセスしてみて下さい。
サイズから家具を検索できるサービスです!
このサービスは、様々なサイトから家具データを収集して独自に寸法や色、カテゴライズを整理してデータベース化しています。
その蓄積されたデータを元にサイズから家具を検索できるようになっています。これは間違いなく便利です。
※ 2023-02-08 現在では、Amazon とニトリネットのみのデータ (有効商品点数は約36,000点) が利用可能です。今後対象サイトを拡大していく予定です。(着手中なのは楽天市場、無印良品、ラブリコなど)
検索画面でほしいサイズの範囲を決めて、必要であればジャンルで絞り込みを行います。
サイズは、スライダーで手軽に変えることもできますし、決まった数値を直接入力することも可能です。
また、データ取得整理の都合やメーカ側の縦横の向きの考え方などから我々消費者が想定する向きと異なっていることがあります。そのため、高さ・幅・奥行をそれぞれ入れ替えた条件に一致する商品を検索する機能を実装しています。これにより柔軟に広い条件から欲しい商品を見つけられます。
検索条件に一致する商品が見つかれば、結果画面に商品が表示されます。ここで、商品情報を確認して気になれば詳細を表示できます。
欲しい商品が見つかればそのままそれぞれの EC サイトから購入します。
高速に検索できるように工夫しているのでストレスなく商品を探すことを可能にしています。自分で言うのもなんですが、本当にサクサク検索出来てノーストレスです!
商品の色やキーワードによる絞り込みも可能!
簡単ですが、絞り込み検索にも対応しています。
「ほかの条件を設定」から詳細な条件を指定できます。
“調節可能な寸法を検索に含める” というチェックが入っている (標準でチェック済み) と、寸法を可変できる商品などの寸法範囲が検索条件の範囲と被っている場合に結果に表示されるようになります。ただし、調節可能な商品でもデータが自動で取得できた場合に限ります。
キーワードは、2023-02-08 現在では、完全一致するものに絞り込まれます。
これでは使い勝手や検索速度があまり良くないので、あいまい検索でも高速に探すことができるようにサーバの方で試行錯誤中です。もう少しでできそうなのですが、なかなか対応が難しくまだ対応できていません。
今後の機能追加予定など
まだまだ始まったばかりのサービスで足りない機能や改善点もたくさんあると思います。
もし、不具合を見つけた場合や使い勝手の改善提案などがありましたら、Sizeee 公式 Twitter にリプや DM をいただくか、Sizeee のお問い合わせフォームよりご連絡をお願いします。色々なご意見をいただけるととても嬉しいです!
技術的な問題などはこのページのコメント欄や私に直接ご連絡いただいても構いません。
以下に現在作成中・作成予定の機能をまとめます。今後の Sizeee の進化を楽しみにしていてください!!
サイズのイメージ画像に検索範囲のサイズに合わせてリアルタイムで反映
現在は、検索条件のサイズ範囲を変化させてもその横 (スマホでは上) のイメージ画像に変化はありません。
こちらをサイズに応じてリアルタイムで反映するような機能を実装中です。これにより、より検索する商品のイメージが付きやすくなり、また、楽しく検索できると思います。
Twitter でプレオープンした際にもあったら嬉しい機能として提案してくれた方がおりました!
この機能は Sizeee 構想当初よりちょっとした遊び要素として実装予定でしたので背中を後押しされたようで嬉しかったです。必須部分の実装を優先しているため後回しになってしまっているのが心苦しいです……。
除外キーワードの設定やキーワードの検索範囲を変更できるようにする
こちらも、Twitter でプレオープンした際にいただいたご意見です。
除外キーワードがあるだけで、絞り込み作業がずっと改善されると思いますのでぜひ織り込みたいと考えています。
検索範囲は、現状はタイトルと説明文に限っています。これを色の名称を含むか、色の名称のみにするか、などを選択できる形に改善します。
こちらは、キーワードによる絞り込みと同様にキーワード検索の改善に併せて織り込む予定です。
現状で織り込んでしまうと処理が重く現実的ではないためです。
アクセス数ランキングの表示
現在はアクセス数が殆どなく (しりあいや twitter のフォロワーさんが試しでアクセスしてくれている程度)、十分なランキング表示とならないことからランキングは表示していません。
今後、安定してアクセスされるようになって、ユーザの役に立つランキング表示になってきたら表示するようにします。
※現在もアクセス数の推移はデータとして収集しています。
類似商品や関連商品などの表示
個別ページには、類似商品や関連商品を表示したいと考えています。
類似商品があれば、見ていた商品が在庫切れだったり思ったよりも高価な場合に代替商品を探す手助けになります。特にこのサービスの特徴であるサイズが似た商品が並べばユーザにとっても利便性は高いと思います。
また、同じメーカの商品だったり組み合わせられる商品などを関連商品として表示できれば更に良いなと考えています。
他のユーザさんが見た商品などを基に表示する商品を組み立てられると良いのですが、データ処理が膨大になるので結構先になってしまうかもしれません。
Sizeee の運営について
Sizeee は、現状では有志によるサービスで法人の運営ではありません。
私は発起人の方からシステム開発の相談を受けて、面白そうだと話に乗った形です。私の他にデザインや広報を担当する方がもう1名の合計3人でサービスを作っている状況です。
ゆくゆくは大きなサービスにしていきたいと3人で考えているので、使ってみて良ければ家族やご友人だったり、SNS・ブログなどでどんどん紹介してやってください!
アクセスが増えればモチベーションも上がりますし、広告費などで多少でも収益が出ればその分をサービス向上に投資できます。開発スピードもずっと上がります。
まとめ
以上、私がシステム開発を担当しているサービス Sizeee の紹介でした!
サイズが決まっていてそこに収まる家具を探したい!というニーズは多いと思いますのでぜひどんどん使ってみて下さいね!
技術的な補足内容
システム構成として以下を採用しているので紹介します。
サーバ; Xserver
サーバは、無難に Xserver を選んでいます。私が使い慣れているというところもあります。
このサービスではデータベースの容量がかなり大きくなることと、その性能が高いことが重要です。
ロリポップやさくらのレンタルサーバなどの安価なサーバだと制限が厳しかったりします。(ロリポは 500MB まで、さくらはスタンダード・プレミアムで合計で3~4.5GB)
ラッコサーバは、ファイル容量と合わせた容量まで使えるので一番柔軟ですが、Xserver の方が安い (RK2 比) ので慣れもあって Xserver としました。
※ Xserver は、1データベースあたり 5GB まで使用可能です。このサービスの内部処理的にいくつかに分けられるようにしているので恐らく大丈夫だと思います。大きく超えるようなデータを扱うほどサービスが成長したら移行するかもしれません。
CMS; WordPress
管理画面の構築や、ベースとなる各種機能 (データベースアクセス、投稿機能、画像のリサイズ、プラグインによる機能追加など) を考慮して、少しでも工数を圧縮するために WordPress をベースのシステムとして使用しました。
CMS を使用せず構築することもできますが、管理画面などを作っていくことを考えるとやはり WordPress の恩恵を授かった方がベターです。
処理としては重くなりがちですが、家具検索のメインとなるデータベースのテーブルを専用で設計して検索するための SQL クエリをチューニングしたりと工夫を重ねることで WordPress の利点を享受しながら快適な検索体験を実現できました。
WordPress テーマ; SWELL
WordPress のテーマは、余計な機能がなく高速化に向いている SWELL を採用しています。購入してからしばらく経ちますが、実践投入は Sizeee が初です。
私以外の方がおしらせやトピックなどを投稿することを考えるとブロックエディタの使い勝手も重要なポイントです。
SWELL ではブロックエディタのカスタマイズによってとても快適に、しかも簡単でオシャレにページを作成していくことが可能です。
子テーマで必要なカスタマイズ等は行っていますが、大まかなサイト構築は管理画面から可能です。これはとても便利ですよ。
Sizeee のシステム構築; オリジナルの独自実装
Sizeee のシステムは、WordPress プラグインとしてオリジナルで実装しています。
テーマを変更しても動作しますし、利便性を高めるために検索フォームと検索結果エリアをそれぞれ独立したブロックとして実装しています。
(ブロックと言ってもダイナミックブロックで設定も大してありませんが)
こういった独自のシステム開発を行いたい方はぜひご相談ください!(笑)
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