なかなか開封できないまま早4か月が過ぎてしまった CHUWI の CoreBox Pro をようやく開封できました!
早速レビューしていきたいと思います。
ちょっと割高ですが、Amazon で買えるようになったので小型で安い PC をお探しの方は選択肢の一つにしてみてはいかがでしょうか!?
Youtube 閲覧などには十分すぎるほどのスペックを持っていますよ!
※ 2021/03/28 現在、3,000円 OFF クーポン (実質 \43,500) があるので、PayPal やクレジットカード会社の為替を考えると殆ど差が無く Amazon で買うと安心感もありますしすぐ届くのでクーポン有無を確認して判断して下さい!
梱包は緩衝材がしっかりとしていて安心感があります!
まずは、梱包状態を確認します。
中国製品と侮ってはいけません。今や精密機器などは日本製品よりも立派な梱包で届きます!
Lenovo などの梱包と比べても遜色なく、これなら海外から DHL などで輸送されても大丈夫だと思います。
箱は 5mm 近くある厚紙で被せてあるだけのものですが、上下の箱のサイズが殆どピッタリでヌルヌルっと外れるような感じです。
蓋部分 (写真の “Powerful Yet Small” がある部分) だけ持って持ち上げると底もついてきてゆっくり外れていきます。
はじめは中身を落としそうになりました。ご注意下さい。
箱を開けるとピッタリサイズになるように緩衝材で頑丈に入れられています。
DHL での輸送で箱の角が凹んでいましたが本体にはノーダメージです。
本体には柔らかな半透明なビニールが掛けられています。高級感を演出しています。
付属品は以下の通りです。
SATA SSD などを取り付けるコネクタが一組付属するのは助かります。
電源は 65W で余裕がある設計です。(i3-1005G1 は TDP 15W)
個人的に、コンセント部に変圧回路があるタイプではないことが嬉しかったです。コストダウンでコンセント直付けが多い中、この価格でこれは凄い。
![ILCE-6300, 60mm, f/8, 1/160s, ISO100 | Photo by YAMAMOTO DAISUKE](https://analogstd.com/wpd/wp-content/uploads/2021/03/SNY01388S24.jpg)
外観はかなり小さくて見た目にカッコイイ!
次は外観を見ていきましょう。
購入前から分かっていたことですが、凄く小さくてどこにおいてもダサくない感じでかなり好印象です。
個人的には DeskMini よりも CoreBox Pro のほっそりとした見た目が好きです。
価格相応な造りですので、筐体はプラスチックでした。ちょっと残念。
![ILCE-6300, 60mm, f/5.6, 1/160s, ISO100 | Photo by YAMAMOTO DAISUKE](https://analogstd.com/wpd/wp-content/uploads/2021/03/SNY01400S24-1024x683.jpg)
IO 系は全て後ろ側にまとめられています。
正面になにもないのはスッキリしていて良いですが、狭い場所に設置する場合は後から刺すのが大変そうです。
我が家では NAS を導入したので一度設置してしまえば IO は殆ど触ることが無いので問題ないです。
何よりも注目したいのは有線 LAN 端子が2本もあることです!どちらも 1GbE です。
無線 LAN も搭載しているのでルータとして使ったり家庭内サーバとして使うこともできそうです。
これは楽しい仕様・・・!
![ILCE-6300, 60mm, f/5.6, 1/160s, ISO100 | Photo by YAMAMOTO DAISUKE](https://analogstd.com/wpd/wp-content/uploads/2021/03/SNY01411S24-1024x683.jpg)
中身の確認!アクセス性は抜群です!
続いて中身を確認していきます。
ネジ部にシールが貼ってあるので蓋を開けると保証対象外になりそうなので、必要ない方は空けない方が良いです。
ネジは精密ドライバーのプラスで空けられます。
蓋を開けるととてもシンプルな内部構造が見て取れます。
M.2 SSD の交換や 2.5″ ドライブ (SATA SSD や HDD) の取付は空けてしまえば5分と掛からないでしょう。
CPU クーラは意外にもヒートパイプ方式で思ったよりもかなりしっかりした台座もついています。
ファンは小さいですが冷却性能は期待が持てそうです。(ファンは煩いかも・・・結果は後述)
![ILCE-6300, 60mm, f/8, 1/160s, ISO100 | Photo by YAMAMOTO DAISUKE](https://analogstd.com/wpd/wp-content/uploads/2021/03/SNY01434S24-1024x683.jpg)
ベンチマーク結果!ホームユースならこれで十分では!?
最後に各種ベンチマークをして終わりにしましょう。
結論から言えば、家庭で使うには十分な性能がありそうです。
Youtube で FHD 解像度 (1920 x 1080) 程度の動画を見たり、Word や Excel といった事務作業なら全く問題ないです。
メモリが 12GB と潤沢にあるのでブラウジングで沢山タブを開いても大丈夫です。
ただ、動画編集やゲームなどは全く向かないのでそのような用途では別の PC を選んで下さい。
写真の RAW 現像は多少我慢すればできなくはないですが、ストレスはかなりあります。(24MP 程度の場合)
※以下のいずれのベンチマークも FHD と 4K のデュアルディスプレイで測定しています。FHD だけならもっといいスコアが出るかもしれません。
Cinebench R15 / R20 / R23
CPU の理論性能を出す定番ベンチである Cinebench の R15 / R20 / R23 を試しました。
過去の CPU と比較できるように R15 も測定しています。
R15 でシングルスレッド 100cb を超えていれば動画閲覧や事務作業はまったく問題はありませんのでそこは安心して良いと思います。
とりあえず PC が欲しい、TV につないで Youtube が見たい、という程度ならかなりオススメ。
![](https://analogstd.com/wpd/wp-content/uploads/2021/03/cinebench_r15-1024x555.png)
![](https://analogstd.com/wpd/wp-content/uploads/2021/03/cinebench_r20-1024x555.png)
![](https://analogstd.com/wpd/wp-content/uploads/2021/03/cinebench_r23-1024x555.png)
3dMark
これも超定番のゲーミング性能を測定するベンチです。
特に重いテストである Time Spy なのでスコアが低いのは当たり前ですが、それでもこれはとてもゲームができる性能ではありません。
過度な期待は持たずにゲームをしたい方はゲーミング PC を探しましょう。
![](https://analogstd.com/wpd/wp-content/uploads/2021/03/image-1024x645.jpeg)
FF15
実際のゲームの快適度を測定するベンチマークの FF15 が提供しているものです。
もちろん結果は散々で、動作困難なようです。
![](https://analogstd.com/wpd/wp-content/uploads/2021/03/image-7.png)
Crystal Disk Mark
最後はストレージの速度を確認します。SSD 搭載ですがどうでしょうか?
SSD なのでそれなりの速度が出ていますね。
シーケンシャルは爆速とは言えませんがランダムアクセスが速く、Windows やソフトウェアの起動もサクサクです。
![](https://analogstd.com/wpd/wp-content/uploads/2021/03/diskmark.png)
静穏性や発熱は?とても静かで発熱も少なそうです!
気になる静穏性や発熱について言及しておきます。
ファンが小型で煩いかも・・・と思っていたのですが、予想に反して殆ど無音に近いです!
ベンチマークでガンガン負荷を掛けてもファンの音は吹き出し口に10cmくらいまで近づかないと聞こえません。
この時の排気も冷たいので発熱自体が少ないのだと思います。
i3-1005G1 いいじゃん!という感じです。
また、電源も余裕があるおかげか全く熱くなりません。
これも安心して使えるので嬉しいです。
まとめ
以上、CHUWI の超小型デスクトップパソコン CoreBox Pro のレビューでした。
思った以上に品質も良くて、安いのでかなりオススメできそうです。
特に重い処理をしない方はこの製品を選ん間違いないです。
Amazon でも取り扱いを始めたので海外から直接買うのは不安・・・という方でも手を出しやすくなりました。
ぜひご検討くださいませ!
公式サイトから買う場合は PayPal で購入すると届かないといったトラブル時に返金対応されたりと安心です。
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