最近は暖かかったり寒かったりと体調を崩しやすい時期ですね。
10年近く前には4月末に東京で雪が降ったこともありました。
そんな四月は、筍が旬です!
気温が高いと数時間で大きくなるので凄いですよね。
そこで今回は、筍の下ごしらえ (アク抜き) と調理法を紹介します。
筍の収穫
筍はその名の通り、竹が大きくなる前の子どもの状態です。
その為、美味しい筍は地中に埋まっている状態です。
地中から大きく顔を出している筍は硬くあまり美味しくないです。
地中にある (若しくは頭が少しだけ地面から出ている) 筍は足の感覚で探していくので慣れないとなかなか見つけることは難しいです。
これは筍の頭の方が5cmほど地面から出ていました。古い竹の葉や土を少しどけた状態です。
ものによっては2kg以上もあるのに殆ど顔を出していない筍もあります。
こちらの筍は2.8kg、皮を除いても1.5kgもありました♪
筍の下ごしらえ
では、収穫した筍をどのように下ごしらえするかを紹介します。
普通の鍋でもできますが、圧力鍋を使うと時短できます。
一番外側の皮を剥いて切り込みを入れる
まずは、一番外側の土などがついた皮を剥いていきます。
根っこの硬い部分も切り取ってしまいます。
そして、中まで火が通りやすく、アクが十分に抜けるなるように筍の真ん中に包丁で切り込みを入れておきましょう。
ちなみに皮は全て取り除いてしまっても構いません。
皮を残した方が色が白く味も良くなると言われていますので、お鍋の大きさに余裕があれば皮を残すようにして下さい。
お鍋で茹でる
続いて、お鍋で茹でていきます。
水は筍が十分に浸かる程度の量で茹でていきます。
この時、米ぬか (玄米を精米した時に出るもの) を加えます。
目安はパスタ鍋いっぱいの水に対して一握り程度です。
※米ぬかが入手できない場合は、米の研ぎ汁で茹でてもOKです。
<普通のお鍋の場合>
茹でる時間は沸騰してから弱火にして30分~1時間程度です。
筍が大きい場合は長くして下さい。小さい場合は短くても構いません。
<圧力鍋の場合>
茹でる時間は圧力が掛かってから弱火にして10分~20分程度です。
圧力が設定できる場合は低めに設定して下さい。
茹で終わったら鍋に入れたまま冷めるのを待ちます。
(洗わずに鍋のまま冷めるを待ちます)
水に浸す
茹でた筍が冷めたら水に浸して半日ほど置いておきます。
半日ほど経ったら下ごしらえは完了です。
これがいわゆる水煮という状態です。
茹でた筍は水を張ったタッパーなどで冷蔵保存できます。
一日一回水を替えていけば1週間ほどはもちます。
筍を使ったオススメ料理
下ごしらえができましたので、筍を使ったオススメの料理を紹介します。
炊き込みご飯や筑前煮は言うまでもなく普段と違うものというコンセプトです。
炒めるだけの簡単メンマ
<材料>
・筍の水煮 … 300g
・鷹の爪 … 1本~2本
・酒 … 大さじ1
・醤油 … 大さじ1
・みりん … 大さじ1
・砂糖 … 大さじ1/2
・味覇 … 適量(お好みで)
・ごま油 … 大さじ2
<作り方>
①筍を薄く食べやすい大きさに切る
②筍と鷹の爪、調味料をフライパンなどに入れて汁気がなくなるまで煮る
③汁気がなくなってきたら、ごま油を加えて香りがたつように軽く炒める
とても簡単ですね!10分もあれば作れると思います。
ごま油は多めの方がおススメです。
また、お好みで最後にラー油をかけても美味しいです。ビールのつまみに最高です♪
筍とツナのチーズ焼き
<材料>
・筍の水煮 … 200g
・ツナ缶 … 1缶
・玉ねぎ … 1/2個
・オリーブオイル … 小さじ1
・ミックスチーズ … 100g
<作り方>
①筍を薄く食べやすい大きさに切る
②玉ねぎを薄切りにする
③オリーブオイルで玉ねぎをしんなりするまで炒める
④玉ねぎに筍とツナ缶を加えて油が回るよう軽く炒める
⑤ミックスチーズをかけて蓋をしてチーズが溶けるまで弱火で加熱する
こちらもとても簡単に作れて思っている以上に美味しいですよ!
コーンを入れても美味しいです。彩にトマトを切って入れてもいいですね。
チーズの表面に焦げ目がついている方が美味しそうなので、耐熱容器に入れてオーブンで焼き目を付けると更に良いです♪
まとめ
以上、今が旬の筍についてでした。
近くの方から生の筍をもらったけどどうしよう!?という方も多いと思いますので参考まで。
スーパーなどで買うと結構高いので最後のレシピは勇気がいるかもしれませんね。
でも、本当に美味しいので一度試してみては如何でしょうか?
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