私が写真を撮る時の設定方法【フルマニュアル】

皆さんは写真を撮る際にはどのように設定しているでしょうか?
スマホでは殆ど全てが自動なのでそのように撮っている方も多いでしょう。

私は自分でできることを機械に任せるのが好きではないので基本的には殆どの設定をマニュアルで変更して撮影しています。
そんな普通の方から見たら “変な奴” がどのように設定しているかまとめていきます。

※機械が自動でやっても、人間が手動でやっても同じように設定でき時間もあまり変わらないことに関してのみです。明らかな単純作業や人間よりもずっと高速に処理できることは機械に任せるに限ります。


撮影する時に考えること

まずは写真を撮る際に考えることを挙げていきます。

基本的には、構図・ピント・露出の3つです。
露出はRAW現像する場合は多少の調整が後から可能です。
(カメラの性能にも依りますが)

<構図>
やはり最初は構図です。
写真の良さは構図で決まると言われるほど大事な要素です。
3分割構図などが良くある王道の構図です。
詳しくは色々なサイトで紹介されているので検索してみて下さい。

<ピント>
次はピント合わせです。
ミラーレスや一眼レフなどのセンサーサイズが大きいカメラではピントは特に気にしないと折角の被写体がボケてしまって台無しになってしまいます。
また、どこにピントを置くかで主題を変えることもできますよね。

<露出>
最後は露出です。
最近のAE (Auto Exposure : 自動露出) は優秀なので大抵は自動で、たまに露出補正でも全然問題なく撮れると思います。

構図・焦点距離

これは、自動でやることは殆どないと思います。
SONYのカメラには “オートフレーミング” というトリミングしていい感じにする機能もあるようですが、使っている人は見たことがありません。
今後はAIが進歩して普通になるかもしれませんが、2018年現在はまだまだ人間が考えなければならない要素です。

私の場合単焦点レンズばかり使っている為、次の2パターンがあります。

<撮るもの (被写体) が決まっている場合>
ブツ撮りやポートレート、何度も訪れている場所の特定の風景などが当てはまります。

①被写体をどのように撮りたいか構図を決める
  ↓
②撮りたい構図で背景などが整理できる焦点距離のレンズを選ぶ

今年の新茶ですが、この構図で撮ることを決めていたのでそれに合う焦点距離として60mm (フルサイズ換算90mm) のレンズを選択しています。
85mm (フルサイズ換算127.5mm) でも良かったのですが、後ろの茶葉の皿が意外に大きいので少し短めの焦点距離としています。

リンゴの写真は後ろの方のリンゴまで遠近感の少ない絵画っぽい感じにしたかったので85mm (フルサイズ換算127.5mm) を選びました。

<撮るもの (被写体) が決まっていない場合>
スナップショットや初めて訪れる場所や被写体などがこのパターンです。

①その日の気分で使いたい単焦点レンズを選ぶ
  ↓
②撮りたい被写体とレンズに合わせて構図を決める

※必要であればレンズは時々交換します

被写体が決まっていない場合は被写体・構図に合わせた焦点距離のレンズを選べないのでその日の気分で適当に選んでそのレンズで撮るようにしています。
時間と場所に余裕があれば被写体に合わせてだったり気分でレンズを交換したりしています。

この写真では初めて行く場所 (横浜の西洋館でのハロウィン装飾) だったので、標準画角の30mm (フルサイズ換算45mm) で撮影してきました。
標準画角は広角的にも望遠的にも使えるのでこんな場合は便利です。

結婚式など明らかに遠い距離になってしまうことが分かっている場面では中望遠レンズで行ったりしています。
(明るい望遠ズームなどがない為)

たまにキットのズームレンズを使ったりしますが、構図に合わせて焦点距離を可変できるのはやはり便利ですよね。
但し、どうしても明るさや画質が犠牲になるので単焦点レンズばかり使ってしまいます・・・でもやはりズームは欲しいです。
Sigmaの 18-35mm f/1.8 という変態レンズが気になっています。

あとは、TAMRONの 28-75mm f/2.8 (Model A036) も気になっています。

ピント合わせ

ピント合わせってどうやってますか?

私は中央1点のAFで大まかに決めてからマニュアルで微調整しています。
SONYのカメラでは “DMF” というAF後にMFできる機能があるのでそれを活用しています。

何故かというと中央1点にしていてもAF測距点の範囲が広かったり前ボケを入れようとすると手前にばかり合ってしまったりと融通が利かないからです。
MFでも良いのですが、どうしても動作が遅れてしまうのでAFとMFを兼用しています。
そんなにピントに厳しくない状況ならAFだけに頼ることもあります。
(遠景とか絞っている時、カッチリ撮りたいわけではないスナップなど)

ちなみにブツ撮りや夜景などの三脚に固定して撮るような場合は殆どMFしか使いません。
急いでピントを動かす意味がありませんからね。

上の写真だとピント位置は写真中央の卵にある草の影ですが、AFだと手前の左から伸びる草か卵周辺のどことも言えない場所に合ってしまいますので、DMFで最後に調整しています。
※卵の表面にAFで合わせる基準が無いので、正確にはまず合いません。

露出

一番オートに頼りがちな露出については殆ど100%に近い枚数をマニュアルで設定しています。

これは、ミラーレス一眼を買ってから暫くは絞り優先やISOオートも使っていましたが、思った露出に全然合ってくれなかったり露出がばらつくことが許容できなかった為です。
露出補正しても補正した後にまたAEで露出が変わったり、結局マニュアルでやった方が早いことが多かったので露出に関しては完全にマニュアルです。
それとブレ対策やノイズ対策など考えるとマニュアルが一番楽です。

ということで、私のマニュアルでの露出の合わせ方を書きます。

①写真の雰囲気を考えて絞り値を決める
  ↓
②周辺の明るさと絞り値に応じてISO感度を決める
  ↓
③露出をシャッター速度で調整する
  ↓
④手振れや被写体ブレする可能性があるシャッター速度を下回ったらISO感度を調整する
 (逆に余裕があればISO感度を落とす)
  ↓
⑤ノイズが許容できるISO感度を超える場合には絞りを開ける
  ↓
⑥絞りが開けられなければSSかISO感度を妥協する

という感じで行ったり来たりして露出を合わせていきます。

<手振れ限界のシャッター速度目安>
一般的には、1 / (フルサイズ換算した焦点距離) [秒] よりも遅いのシャッター速度では手振れする可能性が高くなります。
もちろん人それぞれですのであくまで目安です。
私の場合はもう少し遅くても許容範囲ですので、事前に確認したり保持する練習をして低速シャッターを手に入れると便利だと思います。
手振れ補正がある場合は、効き具合でここから何段分か遅くできます。

<被写体ブレのシャッター速度目安>
あくまで目安ですが被写体ブレしにくくなるシャッター速度は以下です。
(私の撮影した経験に依るので悪しからず。。。)
・静止した人 ・・・ 1/50秒以下
・歩いている人・子供 ・・・ 1/250秒以下
・飛んでいる鳥など ・・・ 1/1000秒以下
・水しぶきやミルククラウン ・・・ 1/2000秒以下

<ISO感度の目安>
DxOMarkの測定結果によるある程度の画質が確保できるISO感度の上限です。
これも主観に依るのでいくつまで許容できるか試しておくことをおススメします。
・フルサイズ ・・・ ISO3500以下
・APS-C ・・・ ISO1500以下
・m4/3 ・・・ ISO800以下

このような遠景のビルのシルエットと豪華客船を自動露出で撮ろうとするとカメラが結構明るめに設定してくるのでこういった場合では特にマニュアルの方が楽です。
空のグラデーションが飛ばないようにアンダー目で撮って豪華客船は現像で少しだけシャドウを持ち上げるからこのくらいで撮ろう・・・と考えながら調整しました。

この日は風が強く手振れしそうだったのでちょっと早めの1/160秒で撮ってます。
それでも被写体まで距離があるので絞り値はf/2.0と開けられて、ISOは800で収まっています。
(画角はフルサイズ換算45mm)

ストロボを使う場合

定常光だけでなくストロボを使う時は、少し設定方法が違います。

ストロボの光だけで撮る場合と定常光も混ぜる場合で設定方法は変わります。

<ストロボのみで撮影する場合>
部屋の中でブツ撮りする場合などがこれに当たります。

①シャッター速度=1/160秒 (シンクロ速度)、ISO感度=100に設定する
  ↓
②必要な被写界深度になる絞り値に設定する
  ↓
③ストロボの位置 (距離) とディフューズ有無などから適正露出となる発光強度を設定する

ここで、ストロボの発光強度が足りない場合はISO感度を上げていきます。
被写界深度に余裕があれば絞りを開けても良いです。
若しくは、ストロボを追加して強度を上げる方法もあります。

必要な被写界深度が得られる絞り値がf/8.0だったのでそれに合わせて発光量を “1/32 +0.3EV” にしています。
これはフル発光の1/32倍の強度から1/3段分の強度を上げた光量です。
なので、使うストロボや照射角度で調整が必要です。

<ストロボと定常光を混ぜる場合>
屋外でポートレートや記念写真、コントラストがキツ過ぎる場面などです。

これは状況で複合的に条件が変化してしまうので臨機応変に対応します。

ストロボが当たる箇所の露出は絞り値とISO感度、発光強度で決まります。
(多少は定常光の影響も受けます)

定常光が強く当たる個所やストロボの光が届かない遠景などは通常と同じで絞り値・シャッター速度・ISO感度で決まります。
(ストロボと混ざる場合はその分も考慮して下さい)

右から強い太陽の直射日光が当たっています。
ここで、太陽光が当たっている葉に露出を合わせると影の部分が黒潰れするので内蔵フラッシュで潰れないように補助しています。
なので影になっている部分の露出は絞り値で合わせて、太陽が当たっている部分はシャッター速度で合わせています。

※この写真ではシャッター速度をシンクロ速度よりも遅い1/125秒に設定できましたが、もっと明るい時間帯ではハイスピードシンクロという技術を使う必要があります。

まとめ

以上、私の設定方法でした。

フルマニュアルで撮りたい!という方の参考になれば幸いです。

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