【レビュー】SELP18105G(E PZ 18-105mm F4 G OSS)はやっぱり超便利だった!購入2週間で感じたこと

動画用として購入した SONY の SELP18105G (E PZ 18-105mm F4 G OSS) を購入して2週間が経ちました。
使ってみた感想はやはり「超便利!」でしたので簡易レビューを書いていきたいと思います。

(2022-05-09 追記)
3年ほど使ったので改めてレビューを投稿しました!印象はやはり変わりませんが、やはり動画での使い勝手に驚かされています!

良かったこと

まずは良かったことからまとめていきます。

ズーム範囲が広い!スナップするなら十二分すぎる焦点距離をカバー!

ズームレンズなのでそのズーム範囲は大切な評価ポイントだと思います。
このレンズはフルサイズ換算で27mm~157.5mmと約6倍ズームになります。

広角端18mm (換算27mm) はスマホの画角とほぼ同じでかなり広い範囲を写すことができます。
目の前の光景をそのまま写すような画角ですね。

ILCE-6300, 18mm, f/5.6, 1/250s, ISO100 | Photo by YAMAMOTO DAISUKE

18mm。広角らしく鎖にパースもついています。超広角のような強烈なものではないですが自然に程よいパースですね。

望遠端105mm (換算157.5mm) は望遠の領域に入ってきます。
ここまでズームするとかなり被写体を引き寄せることができます。
先ほどの写真と同じ位置からズームすると鳥がこれだけ大きく映ります。

ILCE-6300, 105mm, f/5.6, 1/250s, ISO100 | Photo by YAMAMOTO DAISUKE

105mm。かなり引き寄せることができましたね。これだけの範囲があればスナップ領域で困ることはないでしょう。

期待以上に良く写る!色乗りも◎

色々な方のレビューを見てもスチル (静止画) はほどほどという評価でしたが、使ってみると期待以上に良く写りました。
デジタル補正ありきなレンズ設計でそこが公正な評価を受けにくかった要因かもしれません。

料理を撮ってみてもおいしそうに写っていますね♪
これだけ写れば文句はありませんよ。

暗い照明の下でも色乗りも良く、何を撮っても大丈夫でした。
特に画面の四隅以外の中央付近はピント面での解像度も高く凝ったことをしなければ難なく使えます。

ボケを活かそうとせずに普通にスナップ撮影を楽しむように撮れば良い画が記録されてくれますよ。

手振れ補正が超優秀!望遠端105mmでも1/13秒でシャッターが切れる!

購入前の調査では動画で良く効く手振れ補正ということで選びましたが、スチルでも良く補正してくれます。
注意深く構えれば望遠端の105mmでも1/13秒というシャッター速度で打率は3割ほどでした。

各シャッター速度での写真は全体像のピント部を拡大したものです。

・全体画像

・シャッター速度=1/100s

・シャッター速度=1/25s

・シャッター速度=1/13s

これだけ補正が効けば ISO 感度を上げずに撮影できます。
但し、動体ブレにはご注意下さい。

α6300がハンディカム並みの動画機に!やはり動画に最適なレンズ!

一番の目的である動画ですが、このレンズを付けるだけでボディ内手振れ補正がないα6300がハンディカムのような動画機に早変わりしました!
手振れ補正も良く効きますしパワーズームも非常に便利です。
ズーム範囲も広くとにかく動画を撮るならこのレンズは必携でしょう。

悪かったこと

次に使い勝手が良くないなと感じたところをまとめます。

全然寄れないのでテーブルフォトは苦労するかも…

まず一番に感じたのは「寄れない」ことでした。
スペック的に広角端/0.45m、望遠端/0.95mと椅子に座って机の上のものを撮るのはちょっと窮屈です。

最大撮影倍率は0.11倍と低いので小さなものを撮ることは苦手なレンズです。

広角端では限界まで寄ってもワインボトルが縦に収まるほどまでしか寄れません。
およそ50mm程度からはどの焦点距離でもラベルがいっぱいになる程度の大きさで撮影できます。

・焦点距離=18mm

・焦点距離=50mm

・焦点距離=105mm

但し、望遠端での焦点距離が長いのでクローズアップレンズを使えばそれなりに寄って撮影もできます。
Kenko の PRO1D No.3 を使うとここまで拡大することができました。被写体は玄米です。

手振れ補正があっても開放F値が暗いので動体は苦手

このレンズは開放F値が f/4.0 と少し暗いです。

先述の通り手振れ補正が結構優秀なので静物はシャッター速度を遅くして対応することができます。
しかし、室内で動き回る子供などの動体ではどうしてもシャッター速度を上げる必要が出てくるのでもっと低い絞り値が使いたくなります。

・シャッター速度=1/30s、絞り値=f/4.0、ISO感度=1600、焦点距離=83mm

換算125mmの焦点距離でも止まっているもの (柱など) はシャープに写ります。しかし、動いている子供は当然ブレブレです。

同じ条件下でもこれが f/1.4 の単焦点レンズなら3段分 (シャッター速度で8倍) 稼げるので、1/250s でシャッターを切れることになります。
この速度ならまずブレないでしょう。
条件次第では 1/100s に抑えて ISO 感度を800くらいまで落としても良いと思います。

電池消耗が激しい!電池残量に注意が必要

最後に気になったのが電池の消耗が非常に速いということです。

パワーズームなので電気を多く消費する為か単焦点とは違って目に見えてすぐに電池がなくなってしまいました。
単焦点では500枚くらいは電池1個で撮れていたのが、300枚は撮れないと思います。

単焦点のつもりで使っているとあっという間になくなるので電池残量には気をつけた方が良いです。
1日みっちり使う予定があるなら替えを含めて3個くらいは必要でしょう。

以下の互換バッテリを使っていますが現在は在庫切れで購入できません。
充電器が付属しないものなら在庫がありそうです。

2個同時に充電できる以下の互換バッテリの評価がそこそこいいので試してみても良いかもしれません。

まとめ

以上、SELP18105G の2週間使ってみた感想レビューでした。

光学性能的にはそこそこですが、補正ありきで考えれば十分実用的で便利なレンズでしょう。
動画には本当に最適なレンズなので「便利ズームが欲しい。ついでに動画も撮りたい!」という方にはオススメです。

性能や使い勝手などで確認したいことがあればコメント頂ければ試して結果を返信したいと思いますのでお気軽にコメントをどうぞ。

(2022-05-09 追記)
3年ほど使ったので改めてレビューを投稿しました!印象はやはり変わりませんが、やはり動画での使い勝手に驚かされています!

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