2018年6月25日(月)/ 2018年6月27日(水)/ レンズ, 写真

ミラーレスや一眼レフのようなレンズ交換式カメラを使っていると色々なレンズが使いたくなりますよね。

レンズを付け替えることも楽しいですが、同じレンズでも色々なアクセサリがあり付けることでレンズの特性を変えることができます。
また、レンズやカメラだけではできない撮影方法ができるものがあります。

そこで、そんなアクセサリをまとめていきます。


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性能・特性には直接関係しないアクセサリ

レンズの性能や特性には直接関係しないものの、付けておくと良いことがあるアクセサリです。

レンズフード

レンズフードはレンズ先端に付ける円筒や花形の黒いものです。
レンズを購入した時に付いてくることが多いので持っている方も多いと思います。

SONY レンズフード情報より → https://www.sony.jp/ichigan/products/ALC-SH0001_ALC-SH0002/

ズームレンズや広角単焦点レンズは花形 (円筒形じゃないギザギザした形) のフードが多く、標準~望遠の単焦点レンズは円筒形のフードが多いと思います。
上の写真は花形は18-105mm、円筒形は85mmのレンズフードです。

レンズフードには見た目以外にも大事な役割があります。それは、以下の2つです。

・画角外からの入射光を遮ってフレアやゴーストの発生を抑える
・レンズの前玉への物理的接触を避ける

主には1つ目のフレアやゴーストの発生防止が挙げられます。
最近のレンズはレンズ表面のコーティングが優れていてフレアやゴーストが発生しにくくなっていますが、その原因となる不要な入射光を遮断することに裏目はありませんのでフードを付けておくと良いです。
敢えてゴーストを出したい場合は外してみても良いと思います。

ちなみに私は屋外では保護の意味はもあって、必ずフードを付けるようにしています。
屋内でブツ撮りする時は付けていません。

保護フィルター

保護フィルターはレンズの前玉を守るためのガラス板です。
“フィルター” と言ってはいますが、なんの効果もない透過率の高いガラス板でできています。

性能の低い保護フィルターだとフレアやゴーストの発生、解像度の低下などの弊害もあるようです。

ちなみに私は保護フィルターは付けていません。
余計なガラス板が追加されて弊害があると嫌なのとそれなりのものを選ぶと高価だからです。
レンズフードを必ず付けるようにしているのでそこまで保護に気を遣わなくてもいいかなという思いもありますが、やはり懐事情は大事です(笑)

性能・特性を変えるアクセサリ

NDフィルター (減光フィルター)

NDフィルターとは、レンズに入ってくる光をある割合で減光させるフィルターです。

ND***という書き方で光がどれだけ減光されるかを表しています。
ND16の場合は1/16に、ND400の場合は1/400になります。
重ねた場合は掛け算して下さい。

また、減光の割合を可変できる “可変NDフィルター” というものもあります。
動画撮影などされる方はこちらの方が便利だと思います。
(私もND2~400で可変できるフィルターを使っています)

色々な応用方法があると思いますが、以下が主な用途です。

・絞り値をかなり低くして日中の直射日光の当たった環境で撮影する時
・屋外でハイスピードシンクロが使えないストロボを使う時
・スローシャッターで光の軌跡を残したり、水の流れを糸状にする時
・動画などでシャッター速度が固定で撮影する時

上から見ていきましょう。

<絞り値をかなり低くして日中の直射日光の当たった環境で撮影する時>
まずは、以下の写真を見て下さい。
開放絞り値=f/1.4のレンズをf/2.0まで絞っていますが、まだマシュマロは白飛びしています。
シャッター速度はα6300の限界である1/4000秒でISOも最低の100です。

例えばどうしてもこのような低い絞り値で撮影したい場合、シャッター速度やISO感度に変更の余地がなければレンズに入ってくる光を減光させてやるしかありません。
そこでNDフィルターで減光させれば好きな絞り値で適正露出が得られる設定を作れます。

<屋外でハイスピードシンクロが使えないストロボを使う時>
ちょっと作例はないのですが、屋外でハイスピードシンクロが使えないストロボを使う場合は特に白飛びが発生しやすいです。
ストロボ同調速度というシャッター速度があり、およそ1/125~1/250秒程度になるので屋外だとかなり絞る必要があります。

そこでNDフィルターで十分に減光させて、必要なシャッター速度まで遅くできるようにします。
f/2.0以下でも屋外でのシャッター速度は1/数千秒程度なので1/100くらいの減光で十分だと思います。
ND2~400程度まで可変できるものを用意すれば概ね対応できるでしょう。

<スローシャッターで光の軌跡を残したり、水の流れを糸状にする時>
これは滝の撮影などではもはや定石的手法です。
水の流れは0.5~1秒程度以上のシャッター速度があれば十分に糸状になります。
どこまで遅くするかはお好みでどうぞ。

以下の2つは可変NDフィルターを使ってシャッター速度が好みの時間になるように減光具合を調整して撮影を行いました。

この写真はシャッター速度が2秒になるように可変NDフィルターで調整しました。

こちらは水の表面を滑らかにしたくてシャッター速度は13秒です。

<動画などでシャッター速度が固定で撮影する時>
動画撮影では基本的にシャッター速度は固定です。
一番自然に感じるのはフレームレートの半分の時間と言われます。
つまり、30fpsなら1/60秒、24fpsなら1/50秒です。

この動画は f/2.8、1/50秒 (24fps) で撮りたかったのでNDフィルターで適当に減光させてISOオートで撮影しています。

PLフィルター (偏光フィルター)

偏光フィルターは偏光板といって特定の方向の光しか通さないガラス板が付いているフィルターです。
これにより水面や葉の表面で起こる反射光を抑える効果があります。
NDフィルターと並んで良く使われるフィルターです。

比較写真を撮っていませんが、水の表面での反射が抑えられて川底の石などが良く見えるようになっています。

水中を撮る以外にも風景撮影で使用すると太陽光の反射を抑えて本来の色彩が浮かび上がってくるようになります。

ちなみにC-PL (サーキュラーPL) とPLフィルターというものがありますが、位相差AFを使いたい場合はC-PLを選んで下さい。
ミラーレスの場合はコントラストAFが使えるのでAFが遅くても構わない場合はPLフィルターでも使うことができます。
私はC-PLでないPLフィルターを使っています。

クローズアップレンズ

クローズアップレンズは最短撮影距離よりも近い位置の被写体にピントを合わせることができるレンズの先端に付けるアクセサリーです。
マクロレンズを持っていなくてもマクロ撮影が行えるようになり便利です。

クローズアップレンズには色々な種類があって、撮影可能距離によって選ぶ必要があります。
市販されているものはNo.1~No.10まであり、焦点距離がNo.の逆数になっています。
例えば、No.4のクローズアップレンズの焦点距離は1m/4=250mmです。

これによりレンズのピントを無限遠に合わせるとNo.の逆数の位置にある被写体にピントが合うようになります。
なので、最短撮影距離が短い広角レンズなどでは効果が殆どありません。

一枚目がSEL85F18 (85mm、最短撮影距離0.8m) の最短撮影距離で撮影したもの。
二枚目がSEL85F18にクローズアップレンズNo.3を付けてほどほどに近付いて撮影したもの。
これだけ撮影倍率が変わります。

また、KenkoのクローズアップレンズにはACとMCがあり、MCの方が安いですがACを選んだ方が良いと思います。
ACはアクロマートレンズといって色収差を抑えたレンズになります。
MCは単レンズなので色収差が結構派手にでますのでご注意下さい。

エクステンションチューブ

エクステンションチューブはレンズとカメラの間に挟む筒のようなものでマクロ撮影ができます。

上記のクローズアップに対して一旦レンズを外して装着するので手軽さはありませんが、余計なレンズを挟む必要が無いというメリットがあります。
しかもただの筒なので、かなり安価です。
(電子接点がない場合)

但し、レンズメーカの想定していない角度で光が入ってくるので解像度の低下や色収差等が出てくる可能性はありますのでご注意下さい。

コンバージョンレンズ

コンバージョンレンズには主に2種類あり、1つはレンズの先端に付けるもの、1つはレンズとカメラの間に挟むものがあります。

先端に付けるタイプのものはより広角にするものや魚眼にするものがあります。
間に挟むタイプはより望遠にするものや普通のレンズをチルト・シフトできるようにするものなどがあります。

それぞれの製品によって特性が全然違うので各製品をよく確認して下さい。
以下にいくつかの製品を紹介します。

SEL16F28に付けると12mm相当のレンズとして、SEL20F28に付けると16mm相当のレンズとして使えるワイドコンバータです。
これらのレンズはコンバータ前提の設計らしく光学特性はワイドコンバータを付けた時の方が良いらしいです。

SEL16F28に付けると10mm相当の魚眼レンズとして、SEL20F28に付けると13mm相当の魚眼レンズとして使える魚眼コンバータです。
上記のワイドコンバータと合わせて購入すると広角レンズがかなり安価に充実します。(Amazonで約5万円弱)

SEL70200GMとSEL100400GMに対応したテレコンバータでそれぞれ焦点距離が×1.4、×2.0となります。

チルト・シフトコンバータはレンズとカメラの間にチルト機構 (レンズをセンサーに対して斜めにする機構) やシフト機構 (レンズの光軸をセンサーの中心に対してズラす機構) を挿入する為、一眼レフ用のレンズをミラーレス用に変換して使います。

ハーフNDフィルター・カラーフィルター

レンズに入ってくる光を半分だけ減光させるハーフNDフィルターや特定の波長の色だけを透過させるカラーフィルターがあります。

ハーフNDフィルターは、明るい空と暗い風景など明暗差が大きいものを同時に写し込む場合にその明暗差を抑えた撮影を可能にします。
カラーフィルターは、アートっぽい写真を作る際やモノクロ撮影などで使うそうです。
(どちらも使ったことがないので作例はありません。。。)

とりあえず安いもので試してみてもいいかもしれません。(色転びなど無い) ちゃんとしたものはかなり高価みたいです。

こちらも安いものがあります。試しに買ってみたら面白そうです。

ステップアップリング

フィルターは安いものもありますが、各レンズの口径に合わせて購入するとかなりお金が掛かってしまいます。
そんな時はステップアップリングというものでレンズとフィルターの口径が異なっていても使えるようにしてあげると良いです。

但し、ステップダウンリングはケラレが発生する可能性が高いので使用する際はご注意下さい。

私はいつもMARUMIの専用のものを使っています。
いくつものステップアップレンズを組み合わせて使うのが不格好なのとケラレたりすると嫌なのでこのようにしています。
中には49mm→77mmといったものもあります。

まとめ

以上、レンズに付けられるアクセサリについてまとめてみました。

レンズを買うよりは安価だったり、レンズやカメラ本体を変えただけではできない芸当もできるようになるので面白いです。
必要に応じて使ってみてはいかがでしょう?

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