先日、東京ディズニーシーに行ってきました。
私のようにフラッとすぐに行けない地域に住んでいる方は折角なら綺麗な写真を残したいですよね。
そこで、持って行った方が良いと思うレンズをまとめます。
紹介するレンズは SONY の E マウントですが、同様のレンズは各社あります。
(2022-11-20 更新)
さすがにレンズ情報が古かったので最新情報に更新しました!更新しながら思ったのですが、本当にいいレンズが増えてきましたね!
標準ズームはあると絶対に便利!
必ず持って行った方が良いのは、標準ズームレンズです。
どちらかというと 50mm より短い焦点距離を多用すると思います。
建物自体も大きいですし、50mmよりも長いと距離をとる必要があり下がれなかったり間を人が通ってシャッターチャンスを逃す可能性があります。
開放絞り値が f/2.8 なら昼から夜までこれ一本で問題ないと思います。
ちょっと望遠側が足りないことがあるので、昼間は f/4.0 通しの標準ズームや絞り値が変わってしまう高倍率ズームが便利でしょう。
APS-C 用
APS-C は小型ボディが魅力ですが、標準ズームレンズは結構大きいです。いずれか1本があると良いと思います。
個人的には SELP18105G がオススメです。とにかく便利です!
望遠を別で用意している場合は、明るい SIGMA 18-50mm F2.8 DC DN | Contemporary が良さそうです。これも使ってみたいです。
SONY SELP18105G (E PZ 18-105mm F4 G OSS)
SELP18105G (E PZ 18-105mm F4 G OSS) があれば十二分になんでも撮れます。
手振れ補正も内蔵しているので、ボディに手振れ補正がなくても動画を撮りたい時にレンズを交換する必要がありません。
実売で5~6万円とお手頃なレンズですが、死角はありません。
α6000 系のキットレンズにしてほしいと思っているくらいにカメラボディ性能を引き出せる素晴らしいレンズです。
ただ、ちょっと大きい (φ78mm × 110mm) のが玉に瑕です。大きさも考慮する方は SIGMA 18-50mm F2.8 DC DN | Contemporary の方がいいと思います。
重さは見た目ほどではないです。(427g)
SELP18105G のレビューは以下の記事をご参照下さい。欲しくなりますよ!
SIGMA 18-50mm F2.8 DC DN | Contemporary
Sigma の f/2.8 通しのズームレンズがあればこんなに心強いことはないと思います。このレンズが実売6万円程度で手に入ります。
こちらは新しいレンズで軽く画質も良いと評判が非常に良いです。(2021年10月発売)
ただし、手振れ補正はないので動画はボディ内手振れ補正がある α6500 や α6600 が無難です。静止画は、開放絞りが f/2.8 と明るいので手振れ補正がなくてもそれほど困らないでしょう。
軽く (290g) 小さい (φ61.6mm × 76.5mm) のでかさばらない方が良い方は、圧倒的にこのレンズが良いでしょう。
SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM | Art
少し値は張りますが、f/1.8 通しの広角~標準までのズームもあります。(一眼レフ用なのでマウントコンバータが必要です)
ディズニーシーは広いので、望遠側は標準領域くらいまであれば十分でしょう。
フルサイズ用
フルサイズを持っていく方は気合が入っていると思いますので、大きさや重さは気にせずに行きましょう(笑)
Sigma か Tamron の 28mm 始まりの f2/8 通しレンズが安く使い勝手も良いと思います。
SIGMA 28-70 F2.8 DG | Contemporary
やはり Sigma の標準ズームが一番良いでしょう。470g と超軽量です。
Contemporary ラインでは、一部を電子補正に頼ることで小型軽量化と低価格化を実現しています。実売9万円弱で f/2.8 通しのズームが使えます!
また、結構寄れるレンズになっているので、料理の写真を撮る場合にも重宝すると思います。
TAMRON 28-75mm F/2.8 Di III VXD G2 (Model A063)
Sigma と並ぶサードパーティレンズメーカの TAMRON の標準ズームレンズも良いでしょう。こちらも軽いレンズです。(540g)
望遠側が 5mm 長いですが、殆ど差はないので好きな方を選ぶと良いと思います。実売で9万円強で購入できます。
こちらは2代目で画質向上や鏡筒のデザインもカッコよくなっています。こちらも Sigma 同様に寄れます。(Tamron の方が少し寄れる)
サイズ的には Sigma の方が少し小さいのと価格も少し安いので、在庫や使い勝手から好きな方を選べばいいと思います。
SIGMA 24-70mm F2.8 DG DN | Art
画質に妥協したくない方は、Sigma の Art ラインの標準ズームを検討してみましょう。大きく重いですが、画質は折り紙付きで、各種レビューで絶賛されています。
上記の2レンズよりも広角側が少し広い点が意外と大事かもしれません。28mm というとスマホの標準レンズ程度なのでやはりディズニーシーでは少し狭いように感じます。
実売で12万円程度と価格差も大きくないので、重さ (830g) や大きさが許容できれば最高の選択肢の一つです。
大富豪の方は、画質や AF に妥協せず純正 GM レンズを買いましょう。これを買えば間違いないはずです。
意外かもしれませんが、Sigma の Art レンズより軽い (695g) です。ただ、価格が30万円近いとんでもないレンズです。
超広角レンズ
ディズニーシーは、建物が大きいのに対して距離が案外近く、標準ズームレンズでは収まりきらない場所がたくさんあります。
そこで活躍するのが超広角レンズです。必須ではないですが、あると絶対に楽しめると思います。
私は、超広角レンズ (LAOWA 9mm F2.8 Zero-D) を買ってからまだ行けていないです。(新型コロナの流行や子どもが生まれたため)
(追記)
ようやく行けたので写真を追加します。離れて撮るのが難しい大きな建物などはやはり超広角があると便利です。建物内で家族と背景などを一緒に写したい場合にも超広角は便利です。(以下の2枚はいずれも LAOWA 9mm F2.8 です)
APS-C 用
APS-C 用で使い勝手の良い超広角レンズはこれまでなかったのですが、SONY から 10~20mm をカバーするレンズが発売されました!
これがあれば超広角どころか、殆どの撮影が間に合ってしまうのでは?とさえ思っています。
※ 10~18mm ズームもありましたが、画質の割に価格が高くオススメできそうなレンズではありませんでした。
SONY SELP1020G (E PZ 10-20mm F4 G)
G レンズの名を関するパワーズーム搭載の超広角ズームレンズです。2022年6月発売で実売で9万円弱です。
インナーズームで焦点距離によって鏡筒が伸びないので動画用としても最適でしょう。(手振れ補正は内蔵しません)
小型軽量 (178g、φ69.8mm × 55.0mm) で画質も良いと評判のレンズです。ボケも美しいようです。
LAOWA 9mm F2.8 Zero-D
もう一つ、単焦点ですが紹介しておきます。私の大好きな超広角レンズです。金属筐体で軽くて (実測 200g) 小さく (φ60mm × 53mm) カッコいい。
このレンズは非常に小さく軽いのに、中央の解像度がとても高いです。実売で7万円前後です。
(Amazon で高い時は公式から買うと為替次第ではお手頃に買えます)
今、ちょうどセールで $399 なので為替み見ながら検討してみ下さい。(2022年11月20日時点で $1 = 140円 で5.6万円)
NiSi からも同スペックで超広角レンズが発売されたので価格を見ながら検討すると良いでしょう。
(こちらの方が少し大きく重く、周辺減光が軽減されています)
5.5万円で買えるので購入の際はスペックや価格を比較してみて下さい。
フルサイズ用
フルサイズ用はこれ一本あればショー以外は全部事足りるんじゃないか?というレンズがあります。
SONY SELP1635G (FE PZ 16-35mm F4 G)
2022年5月発売のパワーズーム搭載の G レンズです。実売16万円弱とそこそこいい値がします。
こちらも APS-C 用の超広角 (SELP1020G) 同様に動画を意識した造りになっていて、インナーズームとなっています。いいですね~。欲しいです。
しかも、とても軽くて (353g) 小さい (φ80.5mm × 88.1mm) のでこのレンズ一本でいけばフルサイズ機でも身軽にディズニーシーを楽しめます。
カスタムボタンやズームレバー、AF/MF 切替スイッチが備わっています。こういった細かな使い勝手も素晴らしいですね。
Sigma 16-28mm F2.8 DG DN
ズーム範囲はやや狭いですが、f/2.8 通しで使える明るい広角ズームです。実売で11万円前後です。
SONY 同様にインナーズームを採用していて使い勝手は抜群です。
ただし、やや大きくて重いので荷物の量と相談かもしれません。(φ77.2mm × 100.6mm、450g)
AF/MF の切り替えスイッチはありますが、カスタムボタンはありません。一個あると便利だったんですけどね。
TAMRON 20-40mm F/2.8 Di III VXD
純正は高価だし、そんなに 16mm なんて超広角まで要らないよ……という方には Tamron の f/2.8 通しの超広角~広角のズームレンズはいかがでしょうか?実売9万円弱です。
解像性能や AF 性能、カスタムボタン、ズームレバーはありません。しかし、SELP1635G よりも明るい f/2.8 通しは魅力ですね。
また、インナーズームではない (40mm の時が最短で 20mm の時が最も伸びます) のとカスタム用の USB type-C のポートがむき出しなのが気になります。(水濡れ)
こちらのレンズも SELP1635G 同様に超広角ズームなのにすごく軽くて (365g) 小さい (φ74.4mm × 86.5mm) です。
超望遠レンズ
ショーパレードでキャラクターやキャストさんをアップで撮りたいなら超望遠レンズを持って行った方が良いです。
水上ショーを遠くから捉えるには超望遠が必要です。
近くに住んでいれば場所撮りに時間を使えるかもしれませんが、遠くからディズニーシーに行く我々には時間が勿体ないので近い場所から見ることは難しいでしょう。
そこで、どれほどの焦点距離が必要か見てみます。
※まともな作例がなくすみません。移動途中に撮ったので絞りが開いたまま撮っておりボケてしまってます。
まずは、全体からです。フルサイズ換算45mmの画角が以下の写真です。
とてもキャラクターやキャストさんは見えません(笑)
続いては上の写真をフルサイズ換算で 200mm 相当にトリミングしたものです。
この焦点距離なら顔が分かる程度まで引き寄せられますね。
(作例はピンボケ&トリミングなのでキレイではないですが)
APS-C / フルサイズ
従って、この距離から水上ショーの撮影を楽しむなら以下のレンズが良いでしょう。
APS-C で 600mm を使えば画面いっぱいにキャラクターやキャストさんが写せますね。
SIGMA 100-400mm F5-6.3 DG DN OS | Contemporary
APS-C なら 600mm まで引き寄せられますし、フルサイズでも 400mm もあれば十分でしょう。
軽いと言っても 1,140g もありますので、覚悟は必要ですね。
実売10万円強と絶妙な価格設定になっています。
SIGMA 150-600mm F5-6.3 DG DN OS | Sports
もっと大きく写したい、という方はワンランク上の Sports ラインのレンズがあります。
こちらは大きく重い (2,100g) ので、さらに覚悟が必要です。
実売は15万円程度と価格も覚悟が必要になってきます(笑)
SIGMA 60-600mm F4.5-6.3 DG DN OS | Sports
現時点で最新の超望遠対応の高倍率ズームレンズです。
およそ 2.5kg もありますが、広角端が 60mm と割と使いやすい画角からスタートします。広角域以外はこのレンズがあればすべて撮影できると言っても過言ではありません。
レビューを見ると最新レンズらしく SONY の超望遠ズーム (SEL200600G) より解像度や色収差の点で有利なようです。
レンズ先端を持って前後にスライドさせることで焦点距離を変更できるギミックもあり、使い勝手も良さそうです。ただ30万円近くしますが……。
SONY SEL200600G (FE 200-600mm F5.6-6.3 G OSS)
SONY 純正の超望遠レンズも紹介しておきましょう。
こちらのレンズの魅力はやはりインナーズームであることだと思います。鏡筒が伸びないので水が掛かる場面や雨の日もある程度は安心して使えると思います。
お値段は Sigma の 60-600mm と殆ど変わらないので好みで選んでもいいかもしれません。
明るいは正義!単焦点レンズがあると便利!
最後は、単焦点レンズです。
もし、単焦点レンズをお持ちならぜひ持って行くと良いでしょう。買い足すほどではないと思いますが、あれば重宝します。
ディズニーランド/シーでは三脚や一脚などの持ち込みは禁止となっています。(自撮り棒も禁止です)
なので、夜間の撮影では手持ちでの撮影がメインになってきます。
更に、建物などの止まっている被写体ならシャッター速度を遅くして手振れ補正に頼るという撮影もできなくはないですが、動体 (家族やキャストさん・乗り物など) が相手だと被写体ブレを考えてある程度のシャッター速度が必要です。
その為、開放絞り値が大きいレンズだとどんどんISO感度を上げなければならずキレイな写真が残せなくなります。
そこで単焦点レンズの出番というわけです。
焦点距離こそ固定ですが、絞りを開けることができISO感度を抑えて撮影ができます。
また、単焦点レンズは印象的な写真を撮る際にも活躍します。
標準~中望遠程度の単焦点なら使いどころも多く、メインの被写体の背景に玉ボケも入れるのもいいですよね。
以下に個人的なオススメな単焦点レンズを示します。以下は全て使用している・していたレンズです。
わざわざ買うことはないですが、これから買ってみようかなと思っているならこの機会に購入してもいいでしょう。
APS-C 用
SIGMA 30mm F1.4 DC DN | Contemporary
軽くてとても便利な標準単焦点です。実売3.5万円程度と安いのも魅力です。
SIGMA 56mm F1.4 DC DN | Contemporary
30mm より更に小型軽量な中望遠の単焦点レンズです。実売4万円程度です。
ボケも大きく、写りも良いので 30mm より 56mm の方が好みでした。焦点距離が長めなのが好きなのもありますが、使い勝手も良いですよ!
フルサイズ用
SONY SEL55F18Z (Sonnar T* FE 55mm F1.8 ZA)
古いレンズですが、巷では神レンズと呼ばれる標準単焦点レンズです。
Zeiss の名を関するレンズで持っているだけでテンションの上がるレンズです。
こちらも持っていますが、やはり人物を撮った時の雰囲気が何とも言えずいい感じになります。明るめに撮った時の方が好みです。
ただ、カスタムボタンも絞りリングもなく、絞り開放時の解像度がちょっと甘い (ワザとかもしれませんが) ながら、実売で9万円前後と結構高いです。作例などを見ながら好みに合いそうであれば購入を検討すると良いでしょう。
私ももう少し使い込んだらレビュー記事を書こうと思います。
SONY SEL85F18 (FE 85mm F1.8)
こちらも古いレンズで無印レンズですが、隠れ G レンズと呼ばれる神レンズです。実売5万円強と安いので全員に使ってもらいたいレンズです。
絞り開放からしっかりと解像して、絞り値はボケ量を調節するためだけにあると言っても過言ではないです。(データとしてもそうなっています)
α6300 や α7 R IV などの画素ピッチの狭いセンサーでもきっちり性能を活かせるレンズでとてもオススメです!!
こちらは4年くらい使っているのでそろそろレビューを書きたいなと思っています。
買って後悔しないレンズなので f/1.4 のレンズに投資する前にぜひご検討下さい!
まとめ
以上、ディズニー初心者が一日回って必要そうなレンズをまとめました。
長々と書きましたが、夢の国と言われるだけあって世界観が素晴らしくどこを撮っても楽しいので沢山撮って楽しみましょう!
足りないレンズが分かったら次回までに頑張って手に入れて、さらに楽しんでいけるようにしてきたいですね!
どなたかの参考に少しでもなれば幸いです。
ギャラリー from Instagram
インスタグラムに最近投稿されたディズニーシーの写真や動画です。
そろそろ行きたいところですね~。
(おまけ) ホテル・ミラコスタのビュッフェ
ホテル・ミラコスタのビュッフェにも行ってきたので写真を紹介します。
窓際の席という写真を撮るには最適な席でラッキーでした♪
一人5800円とそれなりにしますが、満足度はかなり高いです。
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