ストロボを使ってスポットライトのような光を作ってみました。

皆さんストロボ使ってますか?
一眼レフやミラーレスなどを使っているなら、躊躇わずにストロボを使ってみて下さい。
光が自分で作れるって凄く楽しいですし、面白い表現ができます。

今回はそんなストロボを使ってスポットライトのように被写体にだけ光を当てる方法について書いていきます。


スポットライトを作る考え方

スポットライトのような光を作るには指向性の高い光が必要です。

指向性の高い、つまりある方向にある範囲でだけ当たる光を作っていきます。

一番簡単な方法 ~太陽光を利用する~

一番簡単な方法は、太陽光を利用して丸型にくり貫いた遮光版 (黒い厚紙など) で被写体にだけ当たる光を作ることです。
太陽光は殆ど正確な平行光線なのでくり貫いた形の光を作ることができます。

但し、太陽は私たちの都合で動いてくれるわけではないので、丁度良い時間帯に被写体とカメラを太陽の位置に合わせて動かしてやる必要があります。
また屋内で撮影するには条件がかなり限定的となります。

ストロボの照射角を狭くする

外付けストロボは照射角度を変更できるようになっているものが殆どです。

なので、ストロボの照射角度を狭くすることでスポットライトのようにすることができます。

但し、照射角度はものに依りますがフルサイズのレンズ換算で105mm~200mm相当 (ストロボによる) までしか絞ることができないので被写体が小さいとスポットライトのようにはなりません。
被写体が大きくても、例えば人物撮影で被写体の目だけに強い光を当てたいといった場合もストロボの照射角度の調整だけでは足りません。

照射角度=200mm。鎧にだけ光が当たってスポットライトができています。

照射角度=200mm。被写体がウイスキー瓶で小さいのでスポットライト感が弱いです。(これくらいで十分ならこれでOKです)

ストロボを被写体から離して被写体近くに遮光版を置く

最後は面倒ですが、思い通りのライティングができます。
ストロボを被写体から十分に離して、被写体近くにスポットライトを作る大きさにくり貫いた遮光版を置いてスポットライトの光を作ります。

こうすることで好きな場所で好きな強度の光を得ることができます。

遮光版の代わりにソフトボックスを逆向きに付けました。

上記の環境で撮れたものが冒頭の写真です。

照射角度を狭くした時よりもより狭い範囲にだけ光が当たっています。

ちなみにですが、ちゃんとストロボでスポットライトを作るアクセサリがあります。
筒があれば自作もできると思うので工夫してみて下さい。

ストロボについて

私が使っているストロボは中国製の激安ストロボ「Godox thinklite TT600s」です。
無線コントローラ「Godox X1T-s」と併せても1万円ちょっとで揃います。

詳細は以前記事にまとめているのでそちらをご参照下さい。

まとめ

以上、ストロボを使ったスポットライトの作り方でした。

ストロボひとつあるだけでこれだけ撮影の幅が広がる2灯目、3灯目と増やしていったらと思うとワクワクが止まりません。
多灯ライティングに手を出したらまたまとめてみます。

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